連休中の営業予定について(2023)

いつもヨンデーをご利用いただき、ありがとうございます。
こんどの5月は、1日から3日までお休みを頂戴します。
3連休なんて開業以来、初めてのことです。
色々とやることが山積しているのです。
ジムを見学に行きたい
某県の小さな町に、体力的・技術的にやり手を選ぶほど高度なプログラムを、いわゆる”アスリート”でない人たちに提供している硬派な商業ジムがあります。
そこにはトレーニングに非日常を求める人が集まっているに違いありません。
じつにヨンデーも、そうした場でありたいと思っています。
偽らざる本心を述べるなら「フィットネスを日常的に楽しむ」的な風潮には嫌悪感があります。
なぜなら際限なき凡庸の反復を基本原理とする「日常」に隷属したトレーニングなど「シーシュポスの劫罰」に過ぎず、また楽しむという態度には手軽な慰み以上の価値は見えないからです。
せめてトレーニングくらい、日常にはない緊張・没我・苦痛・危険、といった反ー日常を志向する貴族的精神の拠り所であってほしい。
こんな反時代的な思想が商業的に止揚しうるのか、ぜひ先進事例を拝見して考察を深めたいと思うのです。
事業計画書を作らないといけない
プログラムを欠いたトレーニングがトレーニングたりえないように、確たる事業計画をもたない事業は「お店屋さんごっこ」にすぎません。
ヨンデーの事業計画書を寝食を忘れて書き上げてから、もう随分と経ちます。
この先ヨンデーはどう在るべきなのか、新たな事業計画を立てなければと思いつつ時間ばかりが過ぎていく。
毎日参考書籍を乱読しながら素案を練っていますが、なにしろ時間がないことには考えがまとまらない。
だからこの連休を、事業計画について考える好機としたいのです。
溜まった本を読みたい
”「ツァラトゥストラ」の第一部は、次のような三つの変身の物語で始まっている。「どのようにして精神は駱駝となるか、またいかにして駱駝はライオンとなるか、そしてライオンはついに小児となるか」。(中略)ニーチェによればこれらの三つの変身は、まずなによりも彼の著作の諸々のモメントを意味しており、またさらには彼の生涯と健康の諸段階を意味しているのである。三つの変身のあいだにある断絶は、おそらくまったく相対的なものに過ぎないだろう。ライオンは駱駝のうちにも現存しており、ライオンのなかには小児がいる。そして小児のなかには悲劇的な結末が存在しているのである”(「ニーチェ」ジル・ドゥルーズ/ちくま学芸文庫)
このフランスの哲学者は、美しい文章とともに「力への意志」や「永劫回帰」の思想を繙いていきます。
何度目かの読書になるけれど、この本を手にするたび、ああ、時間を忘れて言葉の中に浸れたらなあと思うのです。
おまけに本棚には「超・進化論(NHKスペシャル取材班+緑慎也/講談社)」や「安楽死・尊厳死の現在-最終段階の医療と自己決定 (松田純/中公新書)も控えている。
とにかく本と向き合う時間が欲しいのです。
ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします
以上、5月は4日より通常営業を行います。
今回の三日間の休暇は有意義に用いて、より深いトレーニング体験を提供できるよう備えて参りますので何卒よろしくお願いします。
連休を前に、コロナ感染が再度拡大を始めています。
会員の皆さんは十分に気をつけて、連休を楽しんでいらしてください。