腕が1センチ太くなった世界

今月の連休明けからトレーニングを再開しました。

半袖の季節になって袖からのぞく腕の細さが気になり始めたのです。

この半年、多忙を口実にトレーニングをサボり倒しました。

その結果私の上腕囲(力こぶ)はわずか39cmまで萎んでいました。

私は身長が177cmあるので、腕はせめて42~3cmないと格好が付きません。

貧弱な腕を晒してトレーニング指導をするのが嫌なら、言い訳を飲み込みバーベルに向かうしかない。

腕を太くするには

太くて強い腕をつくるためにはそれなりの重量とそれなりの量を扱う必要があります。

高重量を使わないと迫力が出ないし、量をやらないと太さが出ない。

そんなわけで今取り組んでいるプログラムは下の通りです。

① Narrow Benchpress(3~5sets×8~10reps)

② Two Hands Curl (  〃  )

③ Incline Dumbell Curl / French Press (3sets×10~12reps ※Superset)

④Concentration Curl / Weighted Dips (  〃  )

※全て2121tempo、restは60~90sec。

※①と②はLinear Periodizationの進行に従ってrepsも変化する。

※①と②はStrictでPositive Failureまで。

※③および④はSuperset。

1センチで世界は変わる

腕を造るための道具は全てある、あとは自分次第だ。

三島由紀夫は、胸囲1メートルの男の棲む世界はそれ以下の男にとって認識できぬ世界であると述べました。

これはトレーニングに狂ったことのない人には理解できないでしょう。

たとえば40センチ未満の腕と、40センチの腕があったとする。

これは仮に1センチの違いであったとしても、私からすれば全く別のモノです。

もちろん脂でふくれた40センチなど価値はない。

薄い皮膚の下に筋繊維の表情が見え、その上を太い血管がのたうつ40センチでなければならない。

かくて1センチを増やすために執念を燃やす。

そしてどうにか40センチを超えると、41センチの世界がこちらを見おろしている。

気に入らないので、喜ぶ暇もなくあと1センチを追い始める。

…ことほどさようにトレーニングには終わりがありません。

ゴールがどれだけ先にあるのか分からないまま、日々の指導の合間を縫ってバーベルを挙げています。

あなたも奥深いトレーニングの世界を覗いてみませんか。

無料カウンセリングでお待ちしています。

予約する
エッセイ

前の記事

この日常を生きる