身体をイジろう(会員募集)
今年の正月も相変わらず退屈でしたよね。
オセチとかいう正月飯を食って、テレビの空騒ぎを眺めて酒飲んで、ゴロ寝して。
で、2日もすれば退屈を持て余して渋滞の中初詣行って、例年と変わらぬお祈りをして、スーパー寄って酒買って、気がつきゃ明日からまた仕事…。
楽しみだったハズの正月休みのイベントも、蓋を開ければカビのような退屈に覆われていた。
・・・さて「不幸の源泉は苦痛と退屈にある、ことに厄介なのは退屈ダロ」と述べたドイツの哲学者がいました。
「退屈に抗おうと社交(=飲み会)に励んだり、よい馬(=よいクルマ)を買って走らせたところで所詮、一時しのぎダロ」と。
じゃあどうすれば、この重たい退屈を払いのけられるのか。
彼はいいます、「自分の外側に楽しみを求めるのが間違いダロ、自分の裡に豊穣な精神を培え。さすれば汲めど尽きせぬ充足が得られるダロ」と。
そんな達観したふうなことを述べた彼ーショーペンハウエルーも、夜な夜な欠かさず豪華な晩餐を楽しみ、興が乗るとフルート演奏を楽しむ程度には俗物でした。
楽しみは自分の中に
一方、今年に限って私の正月休みはじつに退屈と無縁でした。
・フォームローリングやストレッチで、年末に切れた脚の筋肉をトリートメント
・廊下に懸垂台を置き、前を通るたび懸垂をする
・インバーテッド・プッシュアップで情けない肩と腕を改造する
・レッグエレベーテッド・ボールクランチやガーハマー・レイズで腹を整える
・普段口にしない野菜などを買って、時間をかけて食事をとる
ことほどさように開業以来初の連続休暇は、庭いじりならぬ「身体イジリ」に専念して退屈を感じる暇さえありませんでした。
じつに身体イジリほど退屈を寄せ付けないものはありません。
なぜならイジリかた(鍛え方と食べ方のルール)さえ分かれば身体は思い通りになるからです。
自分の身体以外で思い通りになることなんて、この世の中に一体いくつあるでしょうか。
しかも身体イジリをするとしっかり眠れるから精神にたまった澱も消え、まともな本の一冊でも読んで「豊穣な精神」とやらを作ろうかという余裕もできる。
身体イジリ、つまりトレーニングにはこんなふうに退屈を払い、生をよくする働きがあるのです。
重い自分を軽くしよう
ヨンデーは今年1月1日で、開業3年目になります。
20歳の学生から80歳の税理士まで、様々な方が美しいフォームでバーベルを挙げ、健康で美しく機能的な身体を獲得しています。
人混みに混ざって黙々とトレーニングマシンを操作しているあなた。
急かされるようなパーソナルトレーニングに違和感を感じているあなた。
自分の心身の重さを持て余しているあなた。
2023年はヨンデーで一丁、頑張ってみませんか。