「効く」筋トレを始めよう【会員募集】
筋トレでよく耳にする言葉に「効く」というのがあります。
「この種目が効いた」
「このやり方は効かない」
といった風に。
けれどトレーニング専門職(プロのトレーナー)はこの言葉を用いません。
なぜなら効く/効かないはトレーニングの有効性を評価するものではないからです。
たとえばあなたがスクワット(しゃがむ運動)を連続で100回やったとします。
息が上がり、脚がパンパンに張ったら、そのスクワットは「効いた」のでしょうか?
・・・そうとは言えない、が答えとなります。
応答と適応
トレーニングがもたらす生理的な変化を応答と適応といいます。
スクワットを例に取ると、
・「息が上がって脚がパンパンに張る」ような、運動直後に現れる変化が応答
・「続けていたら筋肉がついて疲れなくなった」ような、時間を経て起こる成果とよべる変化が適応
です。
トレーニングの目的は成果を引き出すこと、つまり狙い通りに適応を引き出すことにあります。
運動でいくら汗をかいても、キツく感じても、それは意図した適応(成果)を引き出すことを保証しません。
・脚の形をよくしたい
・競技のために強化したい
・体力をつけたい
期待する成果によって、最も適した頑張り方は異なるのです。
サウナでかく汗と運動でかく汗の意味が別であるように、そのトレーニングが本当の意味で「効く」かどうかは主観とは別の評価が要るのです。
トレーニングを効かせる
「効いた」をトレーニング専門職が再定義するなら「狙った適応を引き出す確信のあるトレーニングを完遂できたこと」となります。
適応はトレーニングのあとにゆっくりとやってきます。
その時々の思いつきでガンバっても、ゆっくり遅れてやってくる適応を捕まえる前に息切れするか、別な適応を捕まえて「こんなはずでは…」となってしまいます。
結論として、トレーニングを「効かせる」とは
・先回りして網を張っておく(=成果の担保されたトレーニング・プログラムをデザインする)
・そこに向けてじりじりと獲物を追い込んでいく(=”効く”トレーニングを実践していく)
ということです。
「よく分からないけれど、とりあえず運動してみる」では、どこにいるのか分からない獲物に向けて矢を射るようなもの。
それでは獲物を獲る前に矢が尽き、心折れてしまう。
さて、薄着の季節はもうすぐです。
ヨンデーでトレーニング専門職のもと、なりたい身体になれる「効くトレーニング」を体験しませんか。
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