ブルガリアンスクワット、やめました(会員募集)

”紋切型とは、だれかが使い出し、それがひろまった、公約数的な、便利な用語、ただし、表現が古くさく、手あかで汚れている言葉だ。これを要所要所で使用すれば、表現に悩むことも苦しむこともなく、思考と時間の節約が可能になる。それ故に、安易に使われやすい。しかし、紋切型を使った文章は、マンネリズムの見本みたいになる。自分の実感によらず、あり合せの、レディーメードの表現を借りるのだから、できた文章が新鮮な魅力をもつわけがなかろう。(マスコミ文章入門/入江徳郎)”

ヨンデーはブルガリアンスクワット(=写真)を、通常の指導プログラムから除外しました。

指導技術の差異化を図るためです。

ブルガリアンスクワットは、指導する側にとって非常に便利な種目です。

スクワットやデッドリフトの追加種目として使い良いし、器具のセットアップの手間も要らないから、どのパーソナルジムでも擦り切れるほど多用されている。

けれど、こうした安易な風潮に流されてしまうと「もっと良いやり方はないか」「もっと面白い種目はないか」と考え悩む力が衰え、指導能力そのものが劣化してしまう。

そうした果てには、ヨンデーが「その他大勢」と変わらぬ、凡庸で魅力のない「紋切型のジム」に堕落してしまうのではないか。

そんな危機感を覚えたのです。

紋切型でないトレーニング体験を

改めて言うまでもなく、ブルガリアンスクワットは優れた種目です。

股関節の屈伸動作や姿勢による効果の違い、適切な動作テンポといったトレーニングの基礎を学ぶことができる。

よって初心者向けのプログラムには残しますが、それ以外はより独創的で効果的な種目を次々と提供していきます。

ヨンデーの存在意義は、発見と驚きのあるトレーニング体験を提供することにあるからです。

陳腐化したトレーニングに身体を劇的に変えていく力はありません。

あなたがフィットネスジムや自宅で何とはなしに繰り返しているトレーニングが、あなたに何ら喜ばしい変化を起こせていないように。

紋切型でないトレーニング体験をお求めの方を、月が丘でお待ちしています。