懸垂のできる女性になろう
姿勢を良くし、逆三角形のシャープな後ろ姿をつくり、上背部に起伏を描き、肩周りの不具合を改善する。
懸垂の恩恵はこれほどまで大きいにも関わらず、巷のジムで懸垂をする女性の姿を目にすることは滅多にありません。
なぜでしょうか。
「トレーニングマシンで同じような運動をしているから、懸垂をやる必要がない」
「女性にはできない」
「できなくていい」
いいえ、すべて誤りです。
懸垂の威力
彼女は体力づくりとダイエットを目的にヨンデーに入会しました。
当初は体力がなく、また関節痛もあってヨンデーのある2階まで階段を登ることさえ辛いという有様でした。
それが今や10kg以上の減量を成功させ、関節痛は緩和し、そのうえ懸垂を行うほどの筋力を手にしているのです。
見ての通り握力補助具の類さえ頼らずに、です。
このように懸垂ができるようになると、後ろ姿は目に見えて変わっていきます。
肩から腰に向けて緩やかな逆三角形があらわれ、シャツ越しに肩甲骨がくっきりと浮かび上がる。
情けない猫背や上背部にどっかりと乗った脂肪など影もなく、どんな服にも着負けしないようになる。
胸をピンと張った良い姿勢になり、腰や肩が疲れにくくなる。
そして何より、懸垂は「私は高強度・高難度の運動ができるのだ」という自信をもたらします。
男性でさえ、きちんとした技術で懸垂のできる人は多くないのですから。
懸垂とマシン・トレーニングの相違点
一方、どこのジムに行っても背中を鍛えるマシンは置いてあります。
だからといって懸垂なんかできなくてもマシンでやれば充分だろう、とはなりません。
なぜなら「椅子に座って棒を引っ張るやつ」(写真奥)に代表されるマシン・トレーニングには、懸垂ほどの全身的な効果はないからです。
背中を鍛えるマシン・トレーニングは「身体を固定して腕を運動させる」、つまり腕を動かすための筋肉(背中の一部と腕)を部分的に鍛えることしかできません。
対して懸垂は「腕を固定して全身を運動させ」ます。
腕で体重を保持しつつ腹や尻などの筋肉を使って体幹を安定させ、腕や背中を協調的に操作する。
つまり身体の多くの筋肉、特に多くの女性が意識する後ろ姿をまとめて鍛えられるのが懸垂なのです。
このように懸垂はマシン・トレーニングとは似て非なる運動です。
懸垂ができて損はありません。
ヨンデーなら的確な技術指導と効果的な補助トレーニングにより、誰もが懸垂をできるようになります。
そう、生まれて一度も懸垂のできなかったあなたでも。
投企としての懸垂
できなかったことができるようになる事ほど、心踊る体験はありません。
このさい懸垂のできる大人になってみませんか。
自分の身体を自力で引っ張り上げる体験って、素晴らしいものですよ。