モノ食う趣味に飽きたら

食事には2種類あります。

趣味の食事身体のための食事です。

この2種類を区別することがダイエットの第一歩です。

趣味の食事と身体のための食事

趣味の食事とは、およそ居酒屋やレストラン、コンビニに並ぶような系統のものを口に入れる行為をいいます。

強い味付けがされ、手間をかけて加工された食材によって心と腹をすぐさま満たすことができるもの。

一方、身体のための食事とは、厳選した食材を加工度・精製度の低いまま摂ろうとする態度のことです。

食後にゆっくり静かな満足感を得ることができるもの。

言うまでもなく、ダイエットを考えた食事は「身体のための食事」から構成される必要があります。

なぜなら、

・食後の満足感が静かに長く続くため、余計な間食を省くことができる

・過剰な脂質・糖分・塩分を含まないため食事疲れ(ご馳走を大量に飲み食いした後の”重だるさ”)がない

・低カロリーで栄養価の高い食材からなる「身体のための食事」は、高カロリーで栄養価の低い「趣味の食事」より多く摂れて満足でき、かつ太りにくい

といった、食事に邪魔されずにダイエットを進められる強みがあるからです。

「ダイエットはガマン」という迷信

そもそもダイエットはガマン、というのは迷信に過ぎません。

アレを食べるな、コレを食べるな、ではないのです。

食べるべきものを必要な量だけ食べること

・それで満足できるような食習慣へと自分を書き換えていくこと

そのうえで、あるべき品質と強度を備えたトレーニングを実施すること

たったそれだけで健康的なイイ身体になることができる。

そもそもガマンして痩せようとしている人なんて、見ていて不機嫌そうだし、肌も荒れて弱々しい。

とてもじゃないけれど健康美なんて感じませんよね。

習慣を変えよう

変えるべきは習慣です。

身体にとって快適な食習慣に書き換え、そこに適切なトレーニングという習慣を乗じること。

これを書いている今、まさに正月です。

食べたいものは食べ尽くしたでしょう。

飲みたいものも飲み終えたでしょう。

あなたの身体はこう言い始めているはずです、「あなたが次々と胃に放り込んでくる大量の食べ物の処理で苦しいよ」と。

新年に備えて大掃除した家にいるのは快適ですよね。

「自我の家屋」である身体も正月のうちから整えて、今年を快適に完走するための準備を始めましょう。