バディシステムに関する暫定的メモ
ヨンデーがバディシステムを導入して1ヶ月が経ちました。
男性と女性のバディを試行したり、私自身も参加してみたりと様々な方法を検証してきました。
そのうえでの感想はつぎの一言に尽きます。
「これがトレーニングというものだったな」と。
バディシステムの美点
バディシステム最大の美点は自分が見えるようになることです。
トレーニングの魅力は発見が尽きぬところにあり、私自身30年以上のトレーニング歴があってなお、毎回「こうだったのか!」があります。
セットアップの感覚や重心の取り方、軌道の作り方や足底荷重の置き方など。
これらを修正しては感覚の変化を確かめていく。
ただ、こうした感覚はあくまで自意識の作用ですから自身の現状を正確に反映したものではありません。
なにせ自意識なんて自分の弱さに合わせて歪めた鏡のようなものだから、全く当てにならない。
自分じゃ自分は見えないのです。
それが他の人とバディを組み、他者との比較に晒されることでようやく自分が見えはじめる。
ああ俺のフォームはカッコ悪いなあ、とか、私はこんなに弱いのか、とか。
こうした自分の弱点への気付きこそ向上の足がかりであり、バディ・システムほどそれに適したものはありません。
教える側と教わる側が分離したパーソナルトレーニングでは自分の弱さと対峙する機会がない。
目的の違う他人同士がひしめき合うフィットネスクラブでは人目を気にしたトレーニングしかできない。
かくして弱点が見えないから、本来ありえたはずの高さから程遠い低さに自分を留め置いてしまう。
自意識のすぐれた抑制装置
このように、他人を通してしか私たちは自分の弱点を見ることができません。
自意識が弱点を見せまいとするからです。
自意識に邪魔させずに弱点を直視するにはバディシステムほど好適なものはありません。
かくいう私自身、細身の女性会員の方よりふくらはぎがショボいことを思い知らされたばかりで久々にトレーニングに燃えています。
ヨンデーのバディシステムで、自分の弱点を見つけてより良くなってみませんか。
トレーニングを変えないと自分は変わりません。
あなたの現状を変えるきっかけをヨンデーは提供できます。