トレーニング動画輯成

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。

次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。(雪/三好達治)


ドサドサと「雪の降りつむ」この年の瀬に、会員専用動画庫(エクササイズ・ライブラリー)を準備しています。

「種目名が意味不明」

「コツが掴めない」

「家で運動をするときのアイディアがほしい」

等の問題解消にお役立てください。

サンプルとして、おなじみスプリットスタンス・ダンベル・ルーマニアン・デッドリフトを取り上げます。

スプリットスタンス・ダンベル・ルーマニアン・デッドリフト

種目名は(姿勢+道具+動作)の順で表記します。

・前後に開脚した姿勢で(スプリットスタンス)

・ダンベルを使い(ダンベル)

・股関節主体のデッドリフト動作を行う(ルーマニアン・デッドリフト)

以下SDLと表記します。

ねらい

1)お尻を鍛える

膝関節でなく股関節を動かして、大臀筋を鍛えます。

膝の僅かな曲がりでハムストリングの作用を緩め、前屈をしやすくしています。

2)姿勢を改善して動きをよくし、腰痛や膝痛を予防する

不安定性をもたらす外力が加わるとき、身体は、筋肉や腱・関節の感覚受容器から送られた情報(固有受容感覚)をもとに、中枢神経系が複数の筋肉を適切に働かせ姿勢を安定させようとします(感覚運動統合)。

凍結路で転びそうになるのを耐えるのも、電車でうたた寝していてシートから崩れ落ちる寸前にパッと身体を起こすのも、この感覚運動統合の適切な作用によるものです。

SDLは、こうした不安定な状態(強化された固有受容環境)を作り出して、適切な感覚運動統合を引き出します。

すなわち前後開脚・ダンベル片手持ちの状態で作り出された不安定性に対抗して体幹筋群(腹横筋・内腹斜筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋)を緊張させて姿勢の保持をはかり、大臀筋・中殿筋・内転筋群・腰方形筋・腸腰筋・下腿筋群を働かせてバランスを取る練習をする。

このようにSDLによって、カチッと安定した体幹による良姿勢と、痛みのない強い足腰の獲得が期待できるのです。

動作のコツ

・肩を引いて胸をしっかりと張り、お腹に力を込めましょう。

・前側の足の踵に9割の負荷を載せます。後ろ側の足はつま先を床に触れる程度に。

・動作テンポは202(ツー・オー・ツー)、2秒でお辞儀して2秒で切り返します。

・お尻に効かずハムストリング(ももの裏)がキツくなるのは体幹姿勢保持の失敗によるものです。

・前ももがキツくなるのは、股関節の動作(ヒンジ動作)の失敗によるものです。

まとめ


改めて文字にすると、なかなか奥深くも面白い運動であるのが再確認できますよね。

年末年始にぜひご自宅でお試し下さい。

試してみてしっくり来ないときは、ヨンデーで分かるまで練習しましょう。

こんなの簡単じゃん、と思ったら難易度の高いものをいくらでも提案しますので、やはりヨンデーで練習しましょう。

動画庫はトップページのメインメニューに、パスワード保護のうえ設定予定です。

パスワードは年明けに届く私のクルマのナンバーの下四桁にしようと思います。

しばしお待ち下さい。

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