ヨンデーは安いか?


ヨンデーのWindowsPCが壊れた。

既にヨレヨレだったから、予備にChromebookという安価なPCもどきの玩具を用意してはいた。

「過不足ない性能を備えた、コストパフォーマンスの高い商品」との宣伝を信じたのだ。

ところが、蓋を開けてみれば全く用をなさない。

性能が低く、何てことのない作業で頻繁な中断を余儀なくされるから、結局WindowsPCを買い直すことになった。

成熟した市場に「安さを売りにする高品質なモノ」はない。

安さを売りにするのは、安い安物であるのを公言することに他ならない。

 


さて先日、都内某激戦区で活動するパーソナルトレーナーの指導を受けた。

目下、ヨンデーで実装を進めている知識・技術体系について、業界トップクラスの仕事をしている同業者と比較し、現状把握をしたかったのだ。

いざ受けてみると、何を狙ってそのエクササイズを処方してくるのか、頭の中が手に取るように分かる。

思いのほか、知識や技術に差はなかった。

一方、指導料金はヨンデーの何と3倍近い設定であるが、それでいて予約は2ヶ月待ちなのである。

安売り競争の加熱する激戦区にあって、この盛況は大したものだ。

人は高品質なものを知れば、安い安物には目が行かないということだろう。

 

ヨンデーの指導料は、学習塾業界を参考に、継続しやすさを考えて設定した。

もちろん他社の高価格を批判する意図はあったが、安さを売りにするつもりは、今までも、そしてこれからも一切ない。

知識と技術で生きる専門職として、自らの価値を毀損するようなプライドの低い商売などしたくもないからだ。

いま、ヨンデーは「世界標準のパーソナルトレーニング」を標榜している。

老若男女、運動機能障害を抱えた人からスポーツ競技者まで、全ての人に分け隔てなく、科学的に効果の検証された評価・計画・トレーニングの円環からなる高度なパーソナルトレーニングを提供すること。

それが世界標準の言葉が示すところである。

こうした必死さ、本気さが会員の方に伝わればよいという一念で、日々を仕事に奉じている。