ジムができるまで⑦

来月に開業を控えた今の心境は「細いロープを足に結んで、バンジージャンプを跳ぼうとしている人」のようなものだ。

「ようやく跳べる」という高揚と、「失敗したらどうなるのだろう」という不安と。

この二つの狭間で揺さぶられながら、跳ぶ日に向けた準備を進めている。

傍観者時代の終わり

バンジージャンプは南太平洋のバヌアツ共和国の通過儀礼が元になったとされる。

私にとってのジム開業もまさに通過儀礼だ。

手持ちの能力の内側だけで生きてきた自分が、リスクを取った挑戦に初めて臨む。

長すぎた「自分の人生の傍観者」時代を終え、これでようやく「自分の人生の当事者」になれる気がする。